何科でデパスは処方されるお薬?

何科でデパスは処方されるお薬?

デパスは病院においては、様々な科で処方される可能性がある薬です。何科で処方されるかというと、まず一番可能性が高いのは、精神科、心療内科ですが、その他にも色々な科で処方される可能性があります。

内科、神経内科、脳神経外科、整形外科、外科などです。不安、うつ状態となった際、患者さんが最初に受診するのは精神科ではなく、内科も多いと言われています。だるい、疲れやすいのは何らかの体の不調からだと考えやすいからです。

そこで、内科では軽い不安症状や軽いうつ症状と判断すると、デパスを処方する場合があります。なかなか精神科受診は、一般的に敷居が高いものなので、内科で済むならそれで助かると考える患者さんは多いものです。

消化器内科で胃の痛み、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんに処方されることもあります。そのため、デパスを処方してもらうと、それだけで症状が軽快化して治ってしまうこともあります。神経内科についてもだいたい同じことが言えます。

神経内科は、本来なら神経のしびれ、麻痺、震えなどを中心に診ている科なのですが、精神科という名前を標榜していないので、不安やうつから来る不眠や倦怠感を和らげてもらおうとして患者さんがやって来ることも多いわけです。

また、脳神経外科においても同じことが言えます。どうにも頭痛がして収まらない。MRIやCTスキャンでも異常がない。そういった場合に処方される場合もあります。意外に思えるのが、整形外科や外科という、手術を要する分野です。

術前はどの患者さんも緊張していますので、手術前に処方することもあります。それ以外にも、強い体の痛みを常に訴えている患者さんには、鎮痛剤と一緒に処方することもあります。

さて、一番良く使われているのは精神科ですが、およそ精神科に来る、不安を抱える全ての患者さんに処方される可能性があります。元々精神科領域の薬なので、その薬理作用は精神科医が最も詳しく、知識も経験も豊富です。

抗不安剤ならば、他の種類の薬はたくさんあるのですが、デパスには特に不安をゆるめる効果があるので、不安時の頓服にも使われます。

長期連用で耐性や依存性を強く生じる薬なので、使用期間を区切って設けて、あまり長期には処方しないようにします。ここで注意しておきたいことは、きちんと精神科医が他の科で出されている薬の中にすでにデパスがあって、二重に処方しないようにするということです。

患者さんにはきちんとお薬手帳を持ってきてもらって確認することが必要です。

不安を和らげて、緊張を解くという意味ではとてもいい効果がある薬です。正しい用法用量を守って快適に治療を受けることはたいせつなことです。